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■自分の「ダメなところ」にだけ注目していませんか?
頑張ってはいるけど、いまひとつ自分に自信が持てなくて、この先もうまくいかないような気がする。何かに挑戦しても、平凡な自分には輝かしい成果は出せないような気がする……。このように、自分の能力や可能性を低く捉えてチャンスを見逃してしまう人が多くいます。
本当にその人が「ダメ」だから、うまくいかないのでしょうか? 自分に自信が持てずにうまくいかない人には、次のように共通しやすい考え方があるように思います。
1.結果は決まってないのに、悪いほうに悪いほうにと考えてしまう
2.「自分はたいしたことがない」という強い信念を持っている
3.うまくいかないことを「宿命」などと結びつけて考える
4.「○○を持ってないから自分はダメ」と○×思考で考えがちである
つまり、その人の考え方がとてもネガティブで根拠のない思い込みにとらわれ、起こってもいない未来を悪く結論づけてしまう傾向があるのです。
■「認知のゆがみ」が自分を「ダメ」にしてしまう
このように、根拠のない非現実的な考え方を「認知のゆがみ」といいます。無自覚のうちにこの頑固な考えに振りまわされ、成長やステップアップの機会、人生を楽しく過ごすチャンスを失っている人がたくさんいるのです。
「認知のゆがみ」にしがみつくのは、この考え方に「転ばぬ先の杖」や「安心毛布」のような効果があるからではないでしょうか。自分に自信を持つには、新しいことに挑戦したり、困難な状況を持続的に乗り越えていく機会が必要になります。しかし、挑戦や克服には傷を負うリスクも伴うため、強い恐怖感や不安感が呼び起こされます。いつも「自分はダメ」という考え方に依拠して、「何もしない方が安心」という結論を導き出しておけば、失敗して傷つく危険を回避することができるのです。
認知のゆがみには、人から言われ続けた決めつけ(「お前はダメな子」など)も影響しますが、無邪気な気持ちで挑戦して失敗した経験から得た心の傷と結びついていることが少なくありません。たとえば、告白して振られたことで、とても明るかった少女が暗く消極的な女性に変わってしまうことがあります。明るい未来を信じていた青年が、受験の失敗からその後の人生を悲観的に考えてしまうこともあります。
認知のゆがみに依拠した考え方をしていると、挑戦や克服への勇気を持てなくなり、人生や世の中が本当に平板なもの、閉鎖的なものになってしまいます。自分の考え方を冷静に見つめ直し、合理的で現実的な考え方に修正していくことが有効です。これを「認知療法」といいます。
それだけでなく、自分自身の「ストレングス」に着目することも大切です。
■見方によって人は180度変わる
「ストレングス」とは、その人の持つ「強み」のこと。長所や特性、潜在的能力、人間関係や実績などの資源も含まれます。「ダメな自分」という強い信念を持っている人は、いわば自分自身のストレングスに気がつかず生活をしている人です。しかし、どんな人でも、必ずストレングスを持っているのです。
たとえば、自信をなくしてひきこもっている人は、「ストレスから自分を守る行動を積極的にとる力を持つ人」という見方ができます。人にぶつかってトラブルばかり起こしている人は、「エネルギーを外に向けて発散するパワーを持つ人」という見方ができます。
人の見方など、どこに着目するかによって180度変わってしまいます。「悪いところ」にばかり注目していたら、自分を本当に「ダメな人」だと思いこみ、道がどんどん狭まってしまいます。逆に、どんなに「ダメ」と言われている人でも自分のストレングスを知り、それを信じ続けて行動すれば、信念から道がどんどん広がっていくのです。
■ストレングス探しは「宝探し」
ストレングスを見つけるのは、いわば「宝探し」のようなものです。自分という迷宮に潜んでいる宝を探り出して見つけるのです。死角となっている部分にダイヤモンドがごっそり隠れていることもあります。「原石」を見つけてそれを磨き、宝石に仕上げることもできます。
ストレングスを探す際、私はカウンセリングの場で次のような4つの質問を投げかけて、紙に記入してもらっています。
1.自分がすでに持っているストレングスとは?
ここは自分の良いところ、自分が持っている「財産」と思えるようなもの。
2.人からよく言われるストレングスとは?
「あなたって○○ね」と人からよく言われるポジティブな言葉。
3.これなら手に入れられそうだと思うストレングスは?
少し努力すればなれそうだ、と思える自分像。
4.いずれは手に入れてみたいストレングスは?
いつかはこんな自分になってみたい、と目標にする自分像。
具体的に書いていけば、1や2のように自分が既に手にしているストレングスを改めて知ることができます。また、3や4のように未来の自分像を頭に描くことでイメージが強く意識づけられ、なりたい自分に近づいていくことができます。
■ストレングスの発掘が、決断力や実行力につながる
カウンセリングの場で、相談者と一緒にストレングスを探す作業をしていくと、とても真剣に自分の強みを見つけようとしてくれるのを感じます。この「ストレングス探し」を自助グループやワークショップのエクササイズに用いると盛りあがりますし、人からの意見も聞くことができて、発見が増えていきます。1人でじっくり自分を分析しながらストレングスを探していくのもよい方法です。
ストレングスを発掘し、それを増やしていくことで、自分自身の力でやりたいこと、やるべきことを見つけ、決断や実行への努力をしようという動機が生まれます。自分自身で決定したり解決したりできる力を獲得することを「エンパワメント」といいます。
ストレングスを発掘することが、自分自身をエンパワメントすることにつながり、以前より成長した自分を実現できます。ぜひみなさんも、自分のストレングスを発掘してみてください。
頑張ってはいるけど、いまひとつ自分に自信が持てなくて、この先もうまくいかないような気がする。何かに挑戦しても、平凡な自分には輝かしい成果は出せないような気がする……。このように、自分の能力や可能性を低く捉えてチャンスを見逃してしまう人が多くいます。
本当にその人が「ダメ」だから、うまくいかないのでしょうか? 自分に自信が持てずにうまくいかない人には、次のように共通しやすい考え方があるように思います。
1.結果は決まってないのに、悪いほうに悪いほうにと考えてしまう
2.「自分はたいしたことがない」という強い信念を持っている
3.うまくいかないことを「宿命」などと結びつけて考える
4.「○○を持ってないから自分はダメ」と○×思考で考えがちである
つまり、その人の考え方がとてもネガティブで根拠のない思い込みにとらわれ、起こってもいない未来を悪く結論づけてしまう傾向があるのです。
■「認知のゆがみ」が自分を「ダメ」にしてしまう
このように、根拠のない非現実的な考え方を「認知のゆがみ」といいます。無自覚のうちにこの頑固な考えに振りまわされ、成長やステップアップの機会、人生を楽しく過ごすチャンスを失っている人がたくさんいるのです。
「認知のゆがみ」にしがみつくのは、この考え方に「転ばぬ先の杖」や「安心毛布」のような効果があるからではないでしょうか。自分に自信を持つには、新しいことに挑戦したり、困難な状況を持続的に乗り越えていく機会が必要になります。しかし、挑戦や克服には傷を負うリスクも伴うため、強い恐怖感や不安感が呼び起こされます。いつも「自分はダメ」という考え方に依拠して、「何もしない方が安心」という結論を導き出しておけば、失敗して傷つく危険を回避することができるのです。
認知のゆがみには、人から言われ続けた決めつけ(「お前はダメな子」など)も影響しますが、無邪気な気持ちで挑戦して失敗した経験から得た心の傷と結びついていることが少なくありません。たとえば、告白して振られたことで、とても明るかった少女が暗く消極的な女性に変わってしまうことがあります。明るい未来を信じていた青年が、受験の失敗からその後の人生を悲観的に考えてしまうこともあります。
認知のゆがみに依拠した考え方をしていると、挑戦や克服への勇気を持てなくなり、人生や世の中が本当に平板なもの、閉鎖的なものになってしまいます。自分の考え方を冷静に見つめ直し、合理的で現実的な考え方に修正していくことが有効です。これを「認知療法」といいます。
それだけでなく、自分自身の「ストレングス」に着目することも大切です。
■見方によって人は180度変わる
「ストレングス」とは、その人の持つ「強み」のこと。長所や特性、潜在的能力、人間関係や実績などの資源も含まれます。「ダメな自分」という強い信念を持っている人は、いわば自分自身のストレングスに気がつかず生活をしている人です。しかし、どんな人でも、必ずストレングスを持っているのです。
たとえば、自信をなくしてひきこもっている人は、「ストレスから自分を守る行動を積極的にとる力を持つ人」という見方ができます。人にぶつかってトラブルばかり起こしている人は、「エネルギーを外に向けて発散するパワーを持つ人」という見方ができます。
人の見方など、どこに着目するかによって180度変わってしまいます。「悪いところ」にばかり注目していたら、自分を本当に「ダメな人」だと思いこみ、道がどんどん狭まってしまいます。逆に、どんなに「ダメ」と言われている人でも自分のストレングスを知り、それを信じ続けて行動すれば、信念から道がどんどん広がっていくのです。
■ストレングス探しは「宝探し」
ストレングスを見つけるのは、いわば「宝探し」のようなものです。自分という迷宮に潜んでいる宝を探り出して見つけるのです。死角となっている部分にダイヤモンドがごっそり隠れていることもあります。「原石」を見つけてそれを磨き、宝石に仕上げることもできます。
ストレングスを探す際、私はカウンセリングの場で次のような4つの質問を投げかけて、紙に記入してもらっています。
1.自分がすでに持っているストレングスとは?
ここは自分の良いところ、自分が持っている「財産」と思えるようなもの。
2.人からよく言われるストレングスとは?
「あなたって○○ね」と人からよく言われるポジティブな言葉。
3.これなら手に入れられそうだと思うストレングスは?
少し努力すればなれそうだ、と思える自分像。
4.いずれは手に入れてみたいストレングスは?
いつかはこんな自分になってみたい、と目標にする自分像。
具体的に書いていけば、1や2のように自分が既に手にしているストレングスを改めて知ることができます。また、3や4のように未来の自分像を頭に描くことでイメージが強く意識づけられ、なりたい自分に近づいていくことができます。
■ストレングスの発掘が、決断力や実行力につながる
カウンセリングの場で、相談者と一緒にストレングスを探す作業をしていくと、とても真剣に自分の強みを見つけようとしてくれるのを感じます。この「ストレングス探し」を自助グループやワークショップのエクササイズに用いると盛りあがりますし、人からの意見も聞くことができて、発見が増えていきます。1人でじっくり自分を分析しながらストレングスを探していくのもよい方法です。
ストレングスを発掘し、それを増やしていくことで、自分自身の力でやりたいこと、やるべきことを見つけ、決断や実行への努力をしようという動機が生まれます。自分自身で決定したり解決したりできる力を獲得することを「エンパワメント」といいます。
ストレングスを発掘することが、自分自身をエンパワメントすることにつながり、以前より成長した自分を実現できます。ぜひみなさんも、自分のストレングスを発掘してみてください。
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