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「最近、何かと話題になっている女子会。女子会に参加することがストレスになる」という記事を読みました。

 女同士が集まって女子力を競ったり、恋愛のダメ出しをされることでストレスがたまってしまうというのです。確かに、お互いに足を引っ張りあうような女の集まりに出たら、ストレス解消どころか想像しただけでぐったり疲れてしまいます。

 気が置けない友達とたまに会って、おいしいものを食べながらおしゃべりする時間にもストレスがたまってしまうとしたら、もう誰とも会わずに自分ひとりで過ごすしかありません。もちろん、休養が必要なときはゆっくり休むのが何よりですが……。

 また、女子会がストレスなら、誰かを好きになって相手の気持ちやふたりの将来を考えてしまう恋愛も間違いなくストレスに認定されるはず。今回は、恋愛とストレスについて考えてみたいと思います。

■刺激にわくわくするか、ストレスと感じるか

 以前、映画のプロモーションのために来日したアンジェリーナ・ジョリーが記者会見で「どんなハードなアクション、危険なシーンにも恐怖を感じなかった。高い所もアクションも好きだから」と言っていました。

 立っているだけで足がすくむような場所で激しいアクションを繰り広げる彼女。プレッシャーやストレスといった強い刺激を楽しめる人なんですね。

 以前、映画『遠距離恋愛 彼女の決断』という作品を記事でご紹介しましたが、遠距離恋愛を成就させるためにも強いストレスとの戦いがあります。

 アンジェリーナ・ジョリーはハリウッドのスターで特別な存在ですが、彼女は恐怖よりもアクションを楽しむ気持ちが強いために撮影を楽しめるのでしょう。遠距離恋愛のつらさ、ストレスよりも会えたときの喜びや一緒に過ごしたいという気持ちが強くなくては、恋愛を成就させるのはとても難しい。

 遠距離恋愛を成就させたカップルの共通点を考えると「会えたときの喜びが会えないときのストレスを吹き飛ばす」ことが挙げられます。

 では、ストレスに負けないためには?

■ストレスに負けないために

 人気劇作家で映画監督の鴻上尚史さんが「恋愛もスポーツみたいなもので、しなくても「そんなもの」だと不便は感じない。でも、いざときめいてみると「恋愛感情っていいな」と思うんですよね。どんどん恋をしなさいと言いたいし、映画を観て、「恋したい」と思ってもらいたいですね」とおっしゃっていました。

 わたくし事ですが、「体力がある」と言われたことがうれしくて実際に体力測定してみたら「ものすごく体力がある」ことが分かりました。運動不足だし、体力にはまったく自信がなかったから驚いたけど、ぐっすり眠っていたスポーツ根性が芽生えてしまいました。

 過信するのは良くないけれど、自分のことを弱いと勝手に決めつけて身を守ろうとしすぎるのもつまらないことだと感じました。

 おそらく、嫌で嫌で仕方なしスポーツをしてもストレスを感じるだけで効果はそれほど期待できません。女子会にしろ、恋愛にしろ、「好き」という気持ちと「自分の意思」で向かうことが楽しめる秘訣ではないでしょうか。

 やりたいスポーツも、友達づきあいも恋愛も、選ぶのは自分。何となく参加するとストレスがたまるのであれば、じっくり自分と向き合ってやりたいこと好きなことを見極める時間を持ってもいいでしょう。

 流行だからとか、周りの人が参加するから、と流されるのではなく自分で決めた好きなことなら、「続けたい!」という気持ちがストレスに勝ちます。また、何か障害が出てきたとしても「どうすればこの状況を乗り越えられるだろう」と、より強い気持ちが芽生えるはずです。そんな気持ちを育てることが、ストレスに負けない秘訣なのです。
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