恋愛/結婚情報局＠Ｒｅｓｅａｒｃｈｅｒ異性の脳を刺激し恋愛に効く究極の香り

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2024/04/21 (Sun)

恋愛において、見た目や性格の好みは相手を選ぶ際に大きく影響するが、はたしてそれだけだろうか。たとえばにおい。異性がまとう香りに恋愛感情は刺激されることはないのだろうか。東京工科大学学長であり『愛を成功させる法』の著者でもある軽部征夫先生に、恋愛に効果的な香りについて伺った。

五感で感じ取った感覚がホルモンの分泌を促進させる

　五感の一つ「臭覚」は、当然脳に働きかけるため、恋愛においてもさまざまな影響を与えていると軽部先生は言う。

　特に女性は脳の中でも知覚や思考を司る「大脳新皮質」と、情動、欲求、本能を司る「大脳辺緑系」のコミュニケーションが非常によく、ともに働くことから感覚に敏感で臭覚も優れている。そのため、男性の香りに敏感に反応し、恋愛感情に作用するホルモンの分泌を盛んにすることも少なくないそうだ。

　男性は女性ほど感覚が優れているという訳ではないが、それでも女性の甘い香りや官能的な香りに脳が刺激を受け、恋愛感情を高めたり性的魅力を感じたりすると言う。

フェロモンは人間も発している

　では、どのような香りが恋愛に作用するのだろうか。軽部先生はフェロモンの働きに言及する。

　昆虫がフェロモン(微量生理活性物質)を出し異性を引きつけることは解明されているが、人間がフェロモンを発しているのかはいまだ確認されていない。その上で、軽部先生は人間もフェロモンを出している説を支持していると言う。

　ある実験結果がある。複数の男性に顔もプロポーションも違う複数の女性と向き合ってもらい、どの女性に魅力を感じるかを調査したところ、ほとんどの男性が排卵期の女性を選んだのだ。軽部先生は、この結果を説明するには、排卵期の女性は男性を引きつけるある種のフェロモンを出していると考えるのが自然だと言う。

　同様に、生理不順の女性が男性の脇の下から抽出した液体のにおいを毎日かぎ続けたところ、生理不順が改善されたとの結果もあり、これは男性が発するフェロモンが女性の生理に大きく影響を及ぼし、恋愛感情にも作用するエストロゲンの分泌を促したと考えられる。

　このような結果から、男女の持つフェロモンが、相手のホルモンを刺激することで、恋愛感情が生まれたり、生物学的に言えば恋愛に適した身体に変化したりするのではないかと考えられるのだ。

薄れているフェロモンをほうふつさせる香りが効果的

　軽部先生は、フェロモンは恋愛に作用すると考察されるが、人間は言葉や態度で愛を伝えられるようになったことで、フェロモンの分泌が薄まってしまったのだと言う。

　では、フェロモンが薄くなってしまった今、それに変わって魅力をアピールする手段はあるのだろうか？　軽部先生はフェロモンをほうふつさせる香りをまとうことも一つの方法だと言う。

海外では俗名「ほれ薬」と呼ばれる、男性の汗を主成分とした香水が市販されており、それをまとうことで女性に対し男性的な魅力をアピールできるとうたわれている。この香水の効果は定かではないが、臭覚が恋愛感情や性的感情に作用するのだから、女性らしさ、男性らしさをアピールする香りが効果的だと言えるのだ。

　女性で、愛らしさをアピールしたい人はフローラル系、元気なイメージの人は柑橘系、官能的な魅力をアピールしたい人はオリエンタル系の香りが効果的。
男性はさわやかなイメージなら柑橘系、知的さをアピールするならハーブやスパイス系、セクシーな魅力を醸し出したい場合はウッディやレザーをアクセントにしたものなどがオススメ。
自分にはどんな魅力があるのかを判断し、その雰囲気に合った香りをまとうことで、フェロモンの作用と同様、異性の脳を刺激することができるかもしれない。

フェロモン系

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