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「あの2人は絶対別れないでしょ」と言われ続けた2人が破局し、「お前のほかにいない、ほかの人と付き合う気がしない」と言い切った男が私のもとを去り、「もう恋愛いい。誰とも付き合わん!」と豪語していたくせに、数カ月後にあっさり別の人と付き合い始め……。
人生って、諸行無常だと思いませんか? ……いささかおおげさな物言いになりましたが、この世のすべてのものは移ろいでいくもの(=諸行無常)だ、と心底思うのです。
1人の人と長く付き合いたいと思っているのに、どういうわけだか続かない、そんなことを繰り返していたら、気付けばもう20代なかば。そんな人、多いのではないでしょうか?(筆者もですよ。ちぇ。)
こんな不毛な付き合いばかりしていてはならぬ、と一念発起し、恋愛相談師マーチン先生に『恋愛が長続きする秘訣(ひけつ)』を聞いてみました。
マーチン先生は、著書『30歳からもう一度モテる! 大人の恋愛成功法則』(DHC)がロングセラーになっている、その道の専門家。期待がかかります。
――お付き合いが長続きする秘訣(ひけつ)を教えてください。
マーチン先生(以下、マーチン)「いつもどれくらいで別れちゃうの?」
――えっ、私ですか? えーと、最長2年、最短半年……です。
マーチン「なんだ! それは世間一般では普通だよ。もし、30歳以上で、今まで一度も1年続いたことがないとかだと問題だけど。20代でそれくらいなら、平均的です。半年どころか、3カ月も続かないって人はたくさんいますよ」
――そ、そうだったんですか! なんだ、個人的には早速安心しました。いえ、でも、もっと長く続けたいのはやまやまなので、まずは続かない人の特徴を教えてください。
マーチン「まず、前提条件として、『続かないのは自分に問題がある』と認めること。恋愛が短命で終わる人は、相手が悪かったから、とほぼ決まって自分の非を認めないんです。例えば今まで7~8人の人と付き合って、一度も半年以上続かない、っていうのは明らかに自分に問題があるでしょ? そこを認めた上で、今からお話しする続かない人の特徴やパターン、その対策を聞いてくださいね」
ここからマーチン先生による「続かない人の特徴」のお話です。
■否定癖がある
マーチン「まず、『否定癖がある人』。"でも"、"違う"、"これはイヤ"などが口癖になっている人は気を付けてください」
■「そんなことないよ」と言われたがる
マーチン「『そんなことないよ』と言ってほしい前提の質問ばかりする人。例えば、『あの子の方が好きなんでしょ』→『そんなことないよ』とかね。
『もう別れる』→『そんなこと言わないで』もこのパターン。こういう問答は、最初はよくても、だんだん相手が面倒に思うようになります。自分の不安を相手の言葉で解決しようとしている。つまり、相手に依存しているんです」
■価値観を押し付ける
マーチン「自分の価値観を相手に押し付けるタイプ。『こうじゃないと嫌だから』とか、『毎日10通以上はメールをしたい』とか、『なんで○○してくれないの!?』とか」
■マイナス感情をぶつけたがる
マーチン「特に女性に多いことですが、例えば、落ち込んだり、怖い思いをしたりして、いちいち彼に慰めてもらおうとする、とかね。『そんなことないよ』と言ってほしいパターンともやや似ていますが、『ねえ、聞いてよ!? ○○ってひどいと思わない?』など、自分のマイナス感情を相手に押し付けて、なだめてもらおうとしているわけです」
■ささいな部分まで気を遣わない、気付かない
マーチン「こちらは主に男性向けの話。相手の女の子をまるで大事にしようと思っていない人は問題です。例えば、前の彼女の化粧品をそのまま部屋に置いていたりね。単純にそのまま置いてあって忘れていただけだとしても、相手の子にしてみれば、本心は分かりようがない。まだ元カノと切れていないんじゃないか、といらない不安を生みますよね。相手を大事にしようと思っていれば、そういうところまで気を配るはずです」
■腐れ縁になる
マーチン「トータルでは3年続いているけど、その間に何回も別れてるっていう腐れ縁、これは続いているとは言えません(笑)。以前別れに至った原因を、お互いに何も改善しないまま、当時の問題や嫌な気持ちを忘れてまた付き合うんだけど、結局2人とも改善して成長しようとしていないから、同じ理由で別れるんです」
――あああ……、どれも耳の痛い話ばかりで、身に覚えがありすぎます。特に、自分の意志を伝える上でのタブーが多いようですが、自分が相手に不快感を抱くことってどうしてもありますよね? 不満を言うのは許されないのでしょうか?
マーチン「不満をすべて飲み込んで黙っているのも、逆に『こうされると嫌だ!』とぶつけるのも、どちらも極端。『○○しようよ』など言い方を工夫してください。そして、どうすれば上記のようなことをしないで済むかを一言でまとめると、『相手が喜ぶことをする』に尽きます。そのためには、自分で考える癖をつけること。相手が本心から喜んでくれることをするのって、ものすごく相手を観察しないとできない。○○したから喜んでくれる、みたいなマニュアルはないから」
――例えばの話、料理を作ってあげれば喜んでくれるからって、おなかがいっぱいの人に料理を振る舞ってもダメ、ということですよね。今、相手が何を求めているかを読み取る、と。
マーチン「その通り。"読み取る"ことがポイントで、話し合ったり、聞いたりすればいいってものでもありません。『これはしてもいいか、嫌か』と質問したところで、相手が本音を言うとは限らないですからね。恋愛は話し合いでは解決しません。そして、『不満をぶつけず、相手が喜ぶことをする』、これをやるためにはまず、『自分が幸せになる』ことです。相手に幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を満たすこと。恋愛から肥料をとる(=依存する)のはやめて、自給自足をできるようになるのが先決です」
息の長い恋愛をするには、自分が幼すぎるような気がして、マーチン先生のお話にはぐうの音も出ませんでした。今私は滝にでも打たれて、これまでの恋愛人生を見つめ直したい……そんな気持ちでいっぱいです。
30歳からもう一度モテる! 大人の恋愛成功法則
人生って、諸行無常だと思いませんか? ……いささかおおげさな物言いになりましたが、この世のすべてのものは移ろいでいくもの(=諸行無常)だ、と心底思うのです。
1人の人と長く付き合いたいと思っているのに、どういうわけだか続かない、そんなことを繰り返していたら、気付けばもう20代なかば。そんな人、多いのではないでしょうか?(筆者もですよ。ちぇ。)
こんな不毛な付き合いばかりしていてはならぬ、と一念発起し、恋愛相談師マーチン先生に『恋愛が長続きする秘訣(ひけつ)』を聞いてみました。
マーチン先生は、著書『30歳からもう一度モテる! 大人の恋愛成功法則』(DHC)がロングセラーになっている、その道の専門家。期待がかかります。
――お付き合いが長続きする秘訣(ひけつ)を教えてください。
マーチン先生(以下、マーチン)「いつもどれくらいで別れちゃうの?」
――えっ、私ですか? えーと、最長2年、最短半年……です。
マーチン「なんだ! それは世間一般では普通だよ。もし、30歳以上で、今まで一度も1年続いたことがないとかだと問題だけど。20代でそれくらいなら、平均的です。半年どころか、3カ月も続かないって人はたくさんいますよ」
――そ、そうだったんですか! なんだ、個人的には早速安心しました。いえ、でも、もっと長く続けたいのはやまやまなので、まずは続かない人の特徴を教えてください。
マーチン「まず、前提条件として、『続かないのは自分に問題がある』と認めること。恋愛が短命で終わる人は、相手が悪かったから、とほぼ決まって自分の非を認めないんです。例えば今まで7~8人の人と付き合って、一度も半年以上続かない、っていうのは明らかに自分に問題があるでしょ? そこを認めた上で、今からお話しする続かない人の特徴やパターン、その対策を聞いてくださいね」
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ここからマーチン先生による「続かない人の特徴」のお話です。
■否定癖がある
マーチン「まず、『否定癖がある人』。"でも"、"違う"、"これはイヤ"などが口癖になっている人は気を付けてください」
■「そんなことないよ」と言われたがる
マーチン「『そんなことないよ』と言ってほしい前提の質問ばかりする人。例えば、『あの子の方が好きなんでしょ』→『そんなことないよ』とかね。
『もう別れる』→『そんなこと言わないで』もこのパターン。こういう問答は、最初はよくても、だんだん相手が面倒に思うようになります。自分の不安を相手の言葉で解決しようとしている。つまり、相手に依存しているんです」
■価値観を押し付ける
マーチン「自分の価値観を相手に押し付けるタイプ。『こうじゃないと嫌だから』とか、『毎日10通以上はメールをしたい』とか、『なんで○○してくれないの!?』とか」
■マイナス感情をぶつけたがる
マーチン「特に女性に多いことですが、例えば、落ち込んだり、怖い思いをしたりして、いちいち彼に慰めてもらおうとする、とかね。『そんなことないよ』と言ってほしいパターンともやや似ていますが、『ねえ、聞いてよ!? ○○ってひどいと思わない?』など、自分のマイナス感情を相手に押し付けて、なだめてもらおうとしているわけです」
■ささいな部分まで気を遣わない、気付かない
マーチン「こちらは主に男性向けの話。相手の女の子をまるで大事にしようと思っていない人は問題です。例えば、前の彼女の化粧品をそのまま部屋に置いていたりね。単純にそのまま置いてあって忘れていただけだとしても、相手の子にしてみれば、本心は分かりようがない。まだ元カノと切れていないんじゃないか、といらない不安を生みますよね。相手を大事にしようと思っていれば、そういうところまで気を配るはずです」
■腐れ縁になる
マーチン「トータルでは3年続いているけど、その間に何回も別れてるっていう腐れ縁、これは続いているとは言えません(笑)。以前別れに至った原因を、お互いに何も改善しないまま、当時の問題や嫌な気持ちを忘れてまた付き合うんだけど、結局2人とも改善して成長しようとしていないから、同じ理由で別れるんです」
――あああ……、どれも耳の痛い話ばかりで、身に覚えがありすぎます。特に、自分の意志を伝える上でのタブーが多いようですが、自分が相手に不快感を抱くことってどうしてもありますよね? 不満を言うのは許されないのでしょうか?
マーチン「不満をすべて飲み込んで黙っているのも、逆に『こうされると嫌だ!』とぶつけるのも、どちらも極端。『○○しようよ』など言い方を工夫してください。そして、どうすれば上記のようなことをしないで済むかを一言でまとめると、『相手が喜ぶことをする』に尽きます。そのためには、自分で考える癖をつけること。相手が本心から喜んでくれることをするのって、ものすごく相手を観察しないとできない。○○したから喜んでくれる、みたいなマニュアルはないから」
――例えばの話、料理を作ってあげれば喜んでくれるからって、おなかがいっぱいの人に料理を振る舞ってもダメ、ということですよね。今、相手が何を求めているかを読み取る、と。
マーチン「その通り。"読み取る"ことがポイントで、話し合ったり、聞いたりすればいいってものでもありません。『これはしてもいいか、嫌か』と質問したところで、相手が本音を言うとは限らないですからね。恋愛は話し合いでは解決しません。そして、『不満をぶつけず、相手が喜ぶことをする』、これをやるためにはまず、『自分が幸せになる』ことです。相手に幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を満たすこと。恋愛から肥料をとる(=依存する)のはやめて、自給自足をできるようになるのが先決です」
息の長い恋愛をするには、自分が幼すぎるような気がして、マーチン先生のお話にはぐうの音も出ませんでした。今私は滝にでも打たれて、これまでの恋愛人生を見つめ直したい……そんな気持ちでいっぱいです。
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