アプローチしてもらいたいのに、実際は自分が動かないと恋愛関係になれない……。恋に消極的な男性が増えていると言われる現在、こんな悩みを抱える女性が多くなっているようです。やはり女性としては「追われる女」になりたいもの！
恋に消極的な男性でも追いかけたくなる女性はどんな人なのか、そして、そんな「追われる女」になるにはどうしたらいいかを、私、四条さやかが心理面から考察したいと思います。

男性が追いかけたくなる女性


　今どきの男性が追いかけたくなる女性とは、どんな存在なのでしょうか。それは「手が届きそうなのに、あと一歩で届かない女性」。勇気を出してちょっとだけ踏み出せば、受け入れてもらえそうな女性は、消極的な男性でも追いかけやすい相手です。もちろん、「高嶺の花」を狙う男性もいるでしょう。

　しかし、今は「振られるのが嫌」、「恋愛で無理したくない」と考える、恋に消極的な男性が増えています。刺激を求めるハンター気質な男性ならともかく、そういう男性には競争率が高い「高嶺の花」は追いかけにくい存在。追いかける前にあきらめる人も多そうです。

　また、「高嶺の花」には簡単になれませんから、追いかけられる女になるための目標としては、あまり現実的ではないと言えるでしょう。

追われる女になるポイント


　それではどうすれば、手が届きそうで、あと一歩届かない女性＝“追われる女性”になることができるのでしょうか。ポイントを5つにまとめてみましょう。

1.好意はさりげなく示す

　「追われる女」になるポイントは、「手が届きそう」と可能性を感じさせること。大前提として、好意はきちんと示しておきましょう。「相手の名前をなるべく呼ぶ」、「目をしっかり見る」、「笑顔を見せる」などさりげない形で好意を示しましょう。

　「もしかしたら、彼女は自分を好きなのかも」と相手に想像してもらえるくらいがベストです。

2.こびず、尽くしすぎず

　“追われる女性”を目指すなら、こびたり、相手の顔色をうかがうのはNG。「すぐ手が届く女」と思われるだけです。また、尽くすのであれば、周りの男女すべてに世話を焼くアネゴ風に。好意のある男性だけにあからさまに尽くすのは×。追われないだけではなく、自分から近づいてくる相手＝労力をかけなくていい相手とされる危険もあります。

3.無理して小悪魔を目指さない

　「追われる女性」を目指すというと、相手を振り回したり、駆け引きをすることを推奨されがち。確かに、手が届きそうで届かない小悪魔タイプは魅力的。ただし、そもそものキャラが関係する以上、誰もが小悪魔キャラを目指すのは無理なこと。不自然だとかえって「自分の興味を引こうとしている女」と思われることになり、逆効果です。

4.自分の世界を持つ

　“追われる女”になるために必須なのが「自分の世界を持つこと」、「趣味などに自分の居場所を作ること」。彼が知っているあなたとは違う顔、彼が関わっていない居場所を持つのです。相手が知らない一面を見せることで、もっと知りたいという気持ちを持ってもらことができます。

　また、別に居場所があるほうが、あなたの気持ちにも余裕ができ、待ち切れずに自分から追ってしまうことがなくなるはず。逆に、自分の世界がない女性や他に居場所がない人は、男性や恋愛に影響されやすく、その場の恋だけがすべてになりがち。力関係も弱くなり、追われにくくなります。

5.「してあげる喜び」を知ってもらう

　嫌な言い方ですが、「なにかをしてあげる喜び」を知ってもらうのも効果的。例えば、ペンを貸してもらう、パソコンのことを教えてもらうなど、小さな頼みごとをしてみましょう。もちろん、その後は必ず喜び、感謝の気持ちを伝えることを忘れずに。

　人は喜ばれるとうれしいものですし、頼りにされていると思うとその期待に応えようとするもの。なにかしてあげるとあんなに喜んでくれる、ということを体感してもらうことで、自然と相手から行動してもらったり、リードしてもらえるようになる可能性があるのです。