多くの男性は、女性の見た目を重視します。従って、どうしても恋愛の初期において、美しい女性は大きなアドバンテージがあります。しかし、いったん交際が始まれば、美人かどうかはあまり関係がなくなっていきます。


今回は、僕(恋愛カウンセラー・ぐっどうぃる博士)が今までカウンセリングをしてきた経験と、生命科学的な視点をもとに、長く愛される女性とはどんな女性か、ご紹介したいと思います。

人間は誰でも、手に入れたものは忘れてしまう

「美人は3日で飽きる」という言葉がありますが、これは本当です。そもそも人間は、「手に入ったもの」、「思い通りになったもの」を忘れます。たとえば、携帯電話を買ったら携帯電話を忘れ、欲しいバッグを買ったら、やがてそのバッグを忘れるのです。もしそうでなければ、たくさんのことを気にしなくてはならなくなり、何もできなくなってしまうでしょう。ですので、美人でもそうでなくても、彼があなたを手に入れたと確信したり、思い通りにできたりすれば、飽きられてしまうのです。


大事なのは、美人かどうかよりも「距離感」

それでも、ずっと愛される女性もいます。なぜでしょうか？　たとえば、小悪魔と言われる女性は、急に優しくなったり素っ気なくなったり男性をハラハラさせ、男性のテンションをいつまでも高い状態で維持できます。これは、付き合った男性はお気の毒ですが、小悪魔な女性の気まぐれさが、男性にとって「手に入った」、「思い通りになった」感じがしないのです。（ただしやりすぎてしまうと、男性が疲れて離れていきます）


ほかにも、恋愛に依存しない女性、彼以外にも楽しい趣味などがたくさんある女性は、男性はいつまでも「手に入った」と思えず、そのテンションを維持できます。このように、女性が恋愛を長続きさせたければ、男性から見て「手に入りそうで入らない距離」を作り続ける必要があります。


それには、男性に依存しないことが大切です。「この人と別れたら生きていけない」と思っていると、相手にこびてしまい、男性にとって完全に「手に入った距離」になり、飽きられてしまいやすいのです。極端な話、「いつでも別れる覚悟がある」くらいの心構えでいるのがちょうどいいかもしれません。


そして彼のテンションが下がったと思ったら、いつでも彼の優先順位を下げることです。彼より友達を優先。彼より仕事を優先。彼よりテレビドラマを見ることを優先するのです。


いい距離感が維持できる、女性の外見とは!?

そのほか、いい距離感を保つとしては、「女性らしさを維持すること」が大事ですね。交際が長くなったからといって、油断して女性らしさを失ってしまうのはよくありません。いつもジャージ姿、スッピン、同じ服ばかり……では、男性は相手を女性と思えません。常に女性らしく、キレイでいることは、愛される女性の基本です。
またそれだけではなく、ときどきは思い切りおしゃれをするとか、下ろしていた髪を上げてみるなど見た目を変えて、「普段とのギャップ」を演出することも、男性を飽きさせないコツでしょう。


ただし、デートのたびに「大人系」、「かわいい系」など洋服のテイストを変えるのは、効果的ではありません。それでは、「服装をコロコロ変える人」と思われるだけです。「普段はこんな人」というパターン認識が無いと、恋愛に大切なギャップが生まれないからです。しばらく同じパターンを続けた後で、相手が飽きてきたなと思ったとき、あるいは、ここぞと思ったときに変化を見せるのが効果的です。


長く付き合うために大事なのは、「距離感」、「女性らしさ」、「居心地のよさ」

「距離感」、「女性らしさ」のほかに、もう一つ大切なものがあります。それが、「居心地のよさ」。


女性がやりがちなNG行動に、「恋人に対してダメ出しをする」、「あれこれ要求ばかりする」というのがあります。こういう行動で、男性はその女性を恋人としてではなく、母親や上司のように怖いと感じてしまうので、注意が必要です。


もし、ダメ出しをしたくても、10のうち１だけ言うようにしましょう。本当に最低限のことだけにし、少ないほどよいと思ってください。多くの男性は、今のままの自分を受け入れてほしいからです。


また、彼が何度言っても変わらないときは言うのを止めましょう。彼は変わりません。あなたを嫌いになるだけです。その場合、あなたが彼に愛想をつかし、彼から去っていったとき、彼は、そのダメ出しを思い出して変わろうとすることがあります。


まとめると、


●手に入りそうで手に入らない距離を作り続ける（こびない・依存しない・彼の優先順位を一番にしない）
●女性らしさを維持する
●ときどき、ギャップを利用する
●居心地のよさを作る（ダメ出しや要求をしない）


こうしたことを心掛ければ、ずっと彼に愛され、大切にされる女性になれるでしょう。